税務調査の流れ

 税務調査は、一般的には事前通知から始まり、申告内容に誤りがあった場合には修正申告書を提出して終結をむかえます。

 一般的な税務調査の流れは、
  ① 電話連絡
  ② 日程調整
  ③ 事前通知
  ④ 実地調査
  ⑤ 結果報告
  ⑥ 是認通知
 【申告内容に誤り等があった場合】
  ⑦ 修正申告等の勧奨
  ⑧ 修正申告または更正処分
  ⑨ 調査終了
  ⑩ 本税・加算税・延滞税の納税
 【一定の場合】
  ⑪ 再調査
 となります。

 ① 電話連絡
  具体的には、まず担当調査官から税務調査の電話連絡があります。
 ② 日程調整
  次に、その電話で調査日程を決定します。
 ③ 事前通知
  その際に、
  ・実地調査を行う旨
  ・調査開始日時
  ・調査開始場所
  ・調査の目的
  ・調査の対象となる税目
  ・調査の対象となる期間
  ・調査の相手方である納税義務者(相続人)の氏名及び住所又は居所
  ・調査を行う当該職員の氏名及び所属官署 等
  が通知されます。
 ④ 実地調査
  そして、原則として数日間にわたり調査が行われます。
 ⑤ 結果報告
  調査最終日(又は後日)に、調査官から調査結果の報告がなされます。
 ⑥ 是認通知
  申告内容に誤り等がなければ、是認通知書が交付されます。
 ⑦ 修正申告等の勧奨
  一方、申告内容に誤りがあった場合などには、調査官は調査結果の内容を説明し、修正申告や期限後申告を勧奨します。
 ⑧ 修正申告または更正処分
  納税者自らが修正申告を行います(又は税務署が更正処分を行います)。
 ⑨ 調査終了
  調査終了の通知書が交付されます。
 ⑩ 本税・加算税・延滞税の納税
  本税、加算税、延滞税を納税します。
 ⑪ 再調査
  新に得られた情報に照らし非違があると認められるときは、改めて税務調査が行われることがあります。

 税務調査手続は国税通則法において法定化されております。一通りの流れを把握しておきましょう。