延滞税・加算税とは？

　期限内に確定申告書を提出しなかった場合や修正申告書の提出、更正があった場合などには、追加の本税とともに加算税や延滞税などの附帯税を納付しなければなりません。
　ここでは、延滞税、過少申告加算税、無申告加算税、重加算税について簡単にお伝えさせていただきます。

　延滞税とは、法定納期限までに税金を納付しなかった場合に課税される附帯税で、期限後に納付した本税に対して延滞した期間に応じて課税されるものです。
　　【納期限の翌日から2か月以内の期間】　納付税額×（7.3%と特例基準割合+1%）のいずれか低い割合
　　【納期限の翌日から2カ月超の期間】　納付税額×（14.6%と特例基準割合+7.3%）のいずれか低い割合

　過少申告加算税とは、期限内に確定申告書を提出した後、修正申告書の提出又は更正によって追加税額が生じた場合に課される附帯税を言います。

　　原則として、追加税額×10%

　無申告加算税とは、期限内に確定申告書の提出がない場合で、納付すべき税額があった場合に課税される附帯税を言います。

　　原則として、納付税額×15%

　重加算税とは、過少申告加算税などが課税される場合において、隠蔽・仮装により申告している場合にその過少申告加算税などに代えて課税される附帯税を言います。

　　原則として、納付税額×35%（40%）

　このような延滞税・加算税を課されることのないように普段から適正な申告を心がけましょう。