贈与税の調査件数

〇贈与税の調査件数はどのくらいでしょうか。

 年間約4,000件程度の税務調査が実施されており、そのうちの約90%に対し申告漏れ等の非違事項があります。

 贈与税の税務調査実績

 贈与税の税務調査件数等は国税庁より公表されております。

相続税の調査事績(出所:国税庁ホームページ「平成28事務年度における相続税の調査の状況について」より一部筆者作成)

項目

平成27事務年度

平成28事務年度

実地調査件数

3,612件

3,722件

申告漏れ等の非違件数

3,350件

3,434件

非違割合(②/①)

81.8%

82.0%

申告漏れ課税価格

195億円

1,918億円

追徴税額

49億円

453億円

実地調査1件当たり

申告漏れ課税価格(③/①)

540万円

5,153万円

追徴税額(④/①)

136万円

1,218万円

申告漏れ相続財産の金額(出所:国税庁ホームページ「平成28事務年度における相続税の調査の状況について」)

平成28事務年度

非違延件数

割合

現金・預貯金等

2,725件

73.1%

有価証券

369件

9.9%

土地

129件

3.5%

家屋

41件

1.1%

その他

463件

12.4%

 贈与税の申告件数は年間約50万件程度あり、また無申告事案も調査対象となっていることを踏まえると、実際の調査率は非常に少ないように思われるかもしれません。

 しかし調査がおこなわれれば、その約9割について申告漏れの指摘があり、かつその大部分が現預金に対する指摘であるということが分かります。