相続税の調査率

〇相続税の調査率はどのくらいでしょうか。

 相続税申告(被相続人数)に対し約20%の割合で税務調査が実施され、そのうちの約80%に対し修正申告が求められております。

 相続税の税務調査事績

 相続税の税務調査件数等は国税庁より公表されております。

相続税の調査事績(出所:国税庁ホームページ「平成28事務年度における相続税の調査の状況について」より一部筆者作成)

項目

平成27事務年度

平成28事務年度

相続税申告数(一昨年の被相続人数)

54,421件

56,239件

実地調査件数

11,935件

12,116件

調査割合(②/①)

21.9%

21.5%

申告漏れ等の非違件数

9,761件

9,930件

非違割合(④/②)

81.8%

82.0%

重加算税賦課件数

1,250件

1,300件

重加算税賦課割合(⑥/④)

12.8%

13.1%

申告漏れ課税価格

3,004億円

3,295億円

⑧のうち重加算税賦課対象

458億円

540億円

追徴税額

本税

503億円

616億円

加算税

80億円

101億円

合計

583億円

716億円

実地調査1件当たり

申告漏れ課税価格(⑧/②)

2,517万円

2,720万円

追徴税額(⑫/②)

489万円

591万円

申告漏れ相続財産の金額(出所:国税庁ホームページ「平成28事務年度における相続税の調査の状況について」)

平成27事務年度

平成28事務年度

金額

割合

金額

割合

現金・預貯金等

1,036億円

35.2%

1,070億円

33.1%

有価証券

364億円

12.3%

535億円

16.6%

土地

410億円

13.9%

383億円

11.8%

家屋

64億円

2.2%

56億円

1.7%

その他

1,071億円

36.4%

1,189億円

36.8%

 統計情報より相続税申告数の約2割に対し税務調査が実施されていることが分かります。また税務調査が実施されれば、その約8割は申告漏れ等の指摘を受ける結果となっております。なお申告漏れを指摘される財産のうち約4割は、名義預金等の現預金となっております。